「仕事のストレス判定図」の使用方法

 

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1.対象となる職場および対象者を選びます

 ストレスの評価を行おうとする職場(作業グループや事業所、支店でもよい)を選びます。また、ストレス調査票に回答してもらう対象者を決定します。対象者が多い方が評価の精度をあげるために通常は全員を対象とすることをお勧めします。しかし多数の従業員がいて調査が大変な場合には、ある数の対象者を無作為に選んでも職場の傾向を知ることができます。実施にあたっては、対象となる職場の上司や従業員に対して調査の意図や内容について説明を行い、了承を得ておきましょう。

2.ストレス調査票への記入を求めます

対象者に調査票を配布し、記入を求めます。調査票に個人名を記入してもらう必要はありません。ただし、判定のためには回答者の性別の情報が必要になりますので、性別のみ回答を求めます。

正しい判定結果を得るには、正しい情報の収集が必要です。このためには、産業医や衛生管理者が各回答者に対して質問票の記入回答について秘密を守ることを約束し、実際にそれをきちんと守ることが大切です。

3.質問票の回答から平均点を計算します

質問票の回答から、回答者1人1人について、仕事量、仕事の自由度(コントロール)、上司の支援、同僚の支援の4つの点数を計算します。簡易版ストレス調査票では、それぞれについて3つの質問が用意されています。それぞれの質問の回答に与えられた点数を3問分合計して点数を計算します。点数は3〜12点までの範囲になります。

個人別に4つの得点が計算できたら、それぞれの得点について職場としての平均点を求めます。平均点は、男女別々に計算してください。

4.使用する判定図を選びます

判定図は使用する調査票ごとに、男女別に用意されています。男女は原則として別々に判定してください。

5.判定図に平均点を記入します

判定図が決まったら、「仕事の量的負担−仕事のコントロール」判定図に、横軸が仕事の量的負担の平均点、縦軸が仕事のコントロールの平均点となる点を、判定図の平面上に書き込みます。また、同じページの「上司の支援−同僚の支援」判定図に、横軸が上司の支援の平均点、縦軸が同僚の支援の平均点となる点を書き込みます。なお、自動判定図を使用されると便利です。


使用方法説明図